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レアストーンのペアリング

その昔、私が初めてPCを購入した時に
全くちんぷんかんぷんだったグラフィック系ソフトの使い方を
一から手ほどきしてくれた友人カオリンが、

このたびめでたく素敵な人と出会い、お嫁さんになります!

バリバリ仕事をこなすグラフィックデザイナーでありながら
バンドミュージシャンでもあるカオリンとご主人さまから

依頼されたオーダーメイドの結婚指輪は、

「ふつうじゃつまんないから、
青い石を入れたカレッジリング風アウトラインのリングに。」

OK!まずは、ストーン選びから。

最初にお二人がイメージしてたターコイズは、

石けんや酸に弱くマリッジとしての耐久性がないため、
他のブルー系の石をいろいろとご用意して見ていただきました。

そして、選ばれたのは、
「ブルーアベンチュリンクォーツ」青緑のレアストーンです。

アベンチュリンとは、
光が当たるとキラキラした細かいラメのような効果がある石で

石に内包される細かい結晶(主に雲母など)の入り方によって産み出される、とても魅力的な鉱物です。

しかし、緑色の「グリーンアベンチュリンクォーツ」であれば、
よく見かける石なのですが、

青みがかったカラーはとても珍しいので、
なかなか市場には出てこない石なんです。

結婚式の納期までに2ヶ月と、比較的余裕があったので

マリッジに使用する2つ分のお石を、
じっくりと原石から探し出すことにしました。

いつもお世話になっている甲府の石やさんに在庫を見てもらうと
希望の色よりもだいぶ彩度の明るい原石しかない様子
・・・困ったなあ・・・

諦められずにその後、頼みこんで倉庫を洗いざらい探してもらい

やっと見つけた原石板(約15cmx15cm)から、
一番きれいな箇所を、マリッジ用にサイズを少し変えて2石切り出して研磨してもらいました。

さていよいよリングを作成です。

デザインはとにかく何も余計な飾りがなく
ごくシンプルにとのリクエストです。

そのため、石周りのふちをなくすという、
特殊な石留め方法で仕上げることに。

この石の留め方は通常より手間はかかるのですが

出来上がりはよりつるっとした見た目になり、
石とリングとの一体感があります。

リング枠が出来上がり、
石を留める前にお二人にフィッティングしてもらい、サイズを微調整。


カレッジリングのようなアウトラインのリングの場合、
通常のリングゲージで計ったサイズでは合わない事があるためです。

また、指の関節の太さなど、
実際に指輪を着け外してみないとわからない、
さまざまな状況を把握するためでもあります。

挙式を間近に控えて、
短期間に指のサイズが変わってしまう方もいらっしゃるので、

石留め後にサイズを小さく直すことができない素材やデザインの場合、
「石を留める前のおサイズ合わせ」をお願いしています。

今日のクリスマスイブに、ご夫婦が揃ってご来店。

サイズもばっちり、
レアストーンである青緑色のブルーアベンチュリンクォーツ

その魅力的な存在感は、
おしゃれなお二人にとてもお気に召していただけました。

これぞ、世界にたった一つのマリッジリング。

一つの原石から、ワンペアのストーンを削り出した
その所も大きなポイントです。

いかがですか、なかなか珍しい色と質感のストーンでしょう。

ペアリング

結婚式、楽しみだなあ。

披露宴で二人がライブしてくれるんじゃないかと期待でワクワクです。

    おめでとうううっ!!!  お幸せに!!!

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